Windows 11ノートはASUSで決まり! 美しさ・軽さ・駆動時間が◎の14型「ASUS Zenbook 14 UM3406KA」がほしすぎる
20万円前後から手に入る高機能14型モバイル! ASUS「Zenbook 14 UM3406KA」は「AMD Ryzen AI 300」採用

リモートワークや生成AIなどの普及により、パソコンに求められる役割やスペックはここ数年で大きく変化した。使い方によっては、従来のパソコンでは対応しきれないような場面も出始めている。そうしたなか、ASUSから次世代モバイルノートの大本命ともいえる「Zenbook 14 UM3406KA」が登場した。
「Zenbook 14 UM3406KA」は「AMD Ryzen™ AI 300 シリーズ プロセッサ」を採用し、最先端のAI機能「AMD Ryzen™ AI」を利用できることも大きな特徴だ。AMDならではといえるCPUやグラフィックス機能の基本性能の高さに加えて、CPU全体のAI処理能力も最大80TOPSにも及ぶ(NPUパフォーマンスは最大50TOPS)。パワフルなAI体験ができるPCの証である「Copilot+ PC」規格に準拠しており、高負荷な画像生成なども快適だ。
加えてOLEDを採用した美しい14型ディスプレイも搭載しており、動画ストリーミングなどを臨場感たっぷりに楽しめる。もちろん、モバイルパソコンに欠かせないポータビリティも優秀で、本体の薄さは約14.9mm、質量約1.2kg、バッテリー駆動時間約13.2時間(JEITA 3.0、アイドル時)という薄型・軽量、長時間駆動を実現している。
これだけの性能を備えながらコスパも良好で、直販サイトでは20万円前後から購入することが可能。ラインナップは搭載するCPUなどの違いにより3モデル用意されており、予算や使い方に合わせて選びやすいのもうれしいポイントだ。ここでは、実機を試して分かった製品の使い勝手やパフォーマンスなどを詳しく紹介していこう。
主なスペック | |||
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製品名 | ASUS「Zenbook 14 UM3406KA」 | ||
型番 | UM3406KA-AI5165W | UM3406KA-AI7325W | UM3406KA-3AI7321W |
CPU | AMD Ryzen AI 5 340 プロセッサ(6コア/12スレッド)、最大4.8GHz | AMD Ryzen AI 7 350 プロセッサ(8コア/16スレッド)、最大5.0GHz | |
グラフィックス機能 | AMD Radeon 840M グラフィックス(CPU内蔵) | AMD Radeon 860M グラフィックス(CPU内蔵) | |
AI機能 | AMD Ryzen AI(NPUパフォーマンス:最大50TOPS。プロセッサ合計パフォーマンス:最大80TOPS) | ||
メモリー | 16GB(LPDDR5X-7500) | 32GB(LPDDR5X-7500) | |
ストレージ | 512GB(PCIe Gen4 x4接続M.2 SSD) | 1TB(PCIe Gen4 x4接続M.2 SSD) | |
ディスプレイ | 14.0型OLED(有機EL)、グレア、リフレッシュレート60Hz、400cd/m2、DisplayHDR True Black 600対応、PANTONE認証、TÜV Rheinland認証 | 14.0型OLED(有機EL)、グレア、リフレッシュレート120Hz、400cd/m2、DisplayHDR True Black 600対応、PANTONE認証、TÜV Rheinland認証 | |
画面解像度 | 1920×1200ドット(WUXGA)、16:10 | 2880×1800ドット(QWXGA+)、16:10 | |
色域 | DCI-P3:100%(ΔE<1)、sRGB:133% | ||
USBインターフェース | USB4(データ転送、映像出力、Power Delivery対応)×1、USB 3.2 Gen2 Type-C(データ転送、映像出力、Power Delivery対応)×1、USB 3.2 Gen1 Type-A×1 | ||
映像出力端子 | HDMI 2.1 | ||
ワイヤレス通信 | Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3 | ||
ウェブカメラ | 207万画素Webカメラ(プライバシーシールド付き)。Windows Helloの顔認証対応 | ||
サウンド機能 | ステレオスピーカー(1W×2)、アレイマイク、マイクロホン/ヘッドホン兼用端子×1 | ||
バッテリー容量 | 75Wh | ||
バッテリー駆動時間 | 動画再生時:最大約6.4時間、アイドル時:最大約13.2時間(JEITA 3.0) | ||
バッテリー充電時間 | 約1.8時間 | ||
本体サイズ | 幅312.4×奥行220.1×高さ14.9mm | ||
重量 | 約1.2kg | ||
本体色 | ジェイドブラック | ||
同梱品 | Type-C/65W ACアダプター(急速充電対応。49分で約60%まで充電) | ||
OS | Windows 11 Home(64bit) | ||
価格 | 17万9800円 | 19万9800円 | 21万9800円 |
「ジェイドブラック」の趣のあるデザインと持ち運びやすいサイズを両立
持ち歩く機会の多いノートパソコンの場合、性能や使い勝手と同じくらい気になるのが本体のデザインだろう。特にプライベートだけでなく仕事でも使う場合は選ぶ際に頭を悩ませがち。ビジネスシーンで使っても違和感のないシンプルなデザインがいいけれど、あまり無味乾燥なものもつまらない。かといって個性的すぎてオフィスなどで悪目立ちしてしまうのは避けたい……。
その点、「Zenbook 14 UM3406KA」のデザインは絶妙だ。本体カラーは深みのある黒「ジェイドブラック」が基調で、上品で落ち着いた雰囲気。マットな質感の天板には、ASUSのコーポレートロゴ「Aモノグラム」が大きくあしらわれており、光の当たり具合でその幾何学模様のような柄が反射して浮かび上がってくる仕掛けになっている。ビジネスでもプライベートでも使いやすく、シンプルながら独特の「佇まい」(たたずまい)を併せ持つ美しいデザインが印象的だ。
大きく視認しやすい14型ディスプレイを搭載しながら、フットプリントが幅312.4mm、奥行き220.1mmというコンパクトなサイズに抑えられている点も評価できるポイント。A4のクリアファイルとほぼ同じサイズなので、散らかっていて空きスペースの少ない机にも置きやすいし、いつも持ち歩いているビジネスバッグにも無理なく収納できる。本体の薄さが14.9mm、質量約1.2kgと薄型軽量でなのも◎。オンライン会議のため静かな部屋に移りたいときや、オフィスで社内打ち合わせのため場所を移動したいときも、これならサッと手に持ち気軽に持ち運べる。
通勤・通学時の振動や衝撃も安心のMIL規格準拠
ポータビリティを重視するとトレードオフになりがちなのが、本体の堅牢性だ。しかし「Zenbook 14 UM3406KA」の場合は基準が厳しいことで知られる米国国防総省のMIL規格(MIL-STD-810H)に準拠したテストをクリアしている。つまり、一般的なノートPCよりも振動や衝撃、高温・低温環境などに耐えることが可能なのだ。実際、剛性は高く、少しくらい手で力を加えてもたわんだり軋んだりすることはなかった。屋外に持ち運ぶことが多い人や、通勤や通学で混み合った電車に乗る機会が多い人にとってはありがたい特徴といえそうだ。