「STYLE-14FH130-i5-UHCX」をチェック
今どき珍しい? バッテリー着脱・交換可能な14型ノートPC、長く使いたい人も安心!
2025年07月08日 11時00分更新
パソコン工房を運営するユニットコムから、14型モバイルノートパソコン「STYLE-14FH130-i5-UHCX」が登場した。1.41kgの持ち運び可能な軽量ボディーに、省電力&高性能プロセッサーや着脱式バッテリー、プライバシーシャッター付きWebカメラ、Copilotキーなどを搭載して使い勝手を高めているのが特徴。
今回その実機を試すことができたので、製品の外観や操作感、パフォーマンスなどを詳しく紹介していこう。
STYLE-14FH130-i5-UHCXの主なスペック | |
---|---|
CPU | Core i5-1334U(最大4.6GHz)、10コア(Pコア:2、Eコア:8)/12スレッド |
グラフィックス | インテル UHD グラフィックス |
メモリー | 8GB(8GB×1) |
ストレージ | 500GB SSD(M.2接続/NVMe対応) |
ディスプレー | 14型(1920×1080ドット)、ノングレア |
通信規格 | 有線LAN(1000BASE-T)、無線LAN(Wi-Fi 6、IEEE 802.11ax/ac/a/b/g/n)、Bluetooth 5.0 |
内蔵ドライブ | ー |
インターフェース | USB 3.0、USB 2.0、USB 3.0 Type-C、Thunderobolt 4端子、ヘッドフォン出力、マイク入力、HDMI出力、microSDカードスロット |
内蔵カメラ | 100万画素ウェブカメラ |
サイズ/重量 | およそ幅325×奥行216×高さ24.3mm/約1.4kg |
OS | Windows 11 Home(64bit) |
着脱式バッテリーを採用しつつポータビリティーと堅牢性も確保
55WHの大容量バッテリーもカスタマイズ可能
一般ユーザーからゲーマー、プロのクリエイターまで幅広いターゲットを対象に製品を展開しているユニットコムのブランド「iiyama PC」。そのなかでも、オーソドックスで万人向けのラインナップが「STYLE∞(インフィニティ)」だ。コスパのよいエントリー向けから、高負荷な作業もこなせるハイエンド向けまで、多彩なモデルが揃っている。
今回紹介する「STYLE-14FH130-i5-UHCX」は、ラインナップのうちミドルクラスに当たる「Hシリーズ」の製品。その特徴の1つに挙げられるのが、着脱式バッテリーを採用している点だ。
最近のノートパソコンはバッテリーを本体に内蔵しており、ユーザーが自分で交換できないタイプが多い。そのため充放電を繰り返して劣化が進んだ場合は修理が必要になる。修理中は端末がメーカー預かりになるため、当然修理を終えて戻ってくるまでは使用できなくなる。
その点、本製品は本体底面のロックスイッチをスライドするだけで、工具なしで簡単にバッテリーを取り外して交換することが可能。予備のバッテリーが手元にあれば、数分とかからずに交換が完了する。今回試した限りではホットスワップにも対応しているようで、電源につないだ状態なら稼働中の取り外し・取り付けも行なえた。バッテリー故障・修理時のダウンタイムを最小限に抑えられるのが非常に魅力的だ。
バッテリーを着脱式にすると本体サイズは大きく重くなりがちだが、本製品はポータビリティーを損なわない範囲にうまくまとめられている。本体のフットプリントは幅約325mm、奥行き216mmで、A4クリアファイルとほぼ同じ大きさ。厚みはゴム足や突起物を含んで約24.3mm、質量は約1.41kgとなっている。場所を移動して作業したい場合でも気軽に持ち運ぶことができるし、いざというときはカバンに入れて持ち出すことも十分可能だ。
ちなみにユニットコムのECサイト「パソコン工房」では、BTOオプションで交換用バッテリーを選ぶことができる。製品に付属するのは電力容量37WHの標準バッテリーだが、オプションの交換用バッテリーは55WHと大容量タイプで価格も1万3800円(税込)と比較的手頃。出先で使うことが多い人は、注文時に一緒に購入しておくことをおすすめする。
なお着脱式だと堅牢性との両立も難しくなるが、本製品は基準が厳しいことで知られる米国国防総省のMIL規格(MIL-STD-810H)に準拠したテストをクリアしており、標準的なノートパソコンに比べて衝撃や振動などにも強くなっている。そのため屋外で使用したり、混み合った電車で移動したりする際も、比較的安心して持ち運ぶことが可能だ。
本体カラーは黒が基調でデザインも洗練されており、ビジネスシーンでも違和感なく使用することができる。評価機は天板に「iiyama」のブランドロゴがあしらわれていたが、BTOオプションでロゴなしを選ぶことも可能。その場合、完全に無地のシンプルな天板になる。ロゴの有無による差額はないので、飽きのこないデザインが好みなら注文時にロゴなしを選んでおくのがよさそうだ。
インタフェースは、本体左側面に電源(DC端子)、HDMI、Thunderbolt 4(Type-C/USB PD対応)、USB3.1(Type-C)、USB3.1(Type-A)が、本体右側面にLAN、USB 2.0(Type-A)、ヘッドフォン出力/マイク入力、microSDカードスロットが搭載されている。このほか、通信機能はWi-Fi 6EとBluetooth 5に対応している。
製品付属のACアダプターはDC端子につなぐようになっているが、本体左側面のThunderbolt 4(Type-C)は、USB PD対応のため同規格に対応したサードパーティ製のUSB急速充電器などにつないで給電することもできる。また映像出力にも対応しているため、外付けディスプレーにつないで画面表示することも可能だ。
